無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

人生の出発は、つねにあまい。

2018年末。ファミリーマートの鶏めし&みぞれチキン弁当を食べながら年を越した。わんこそばの代わりにカップ味噌汁と一番搾りを飲み、紅白とガキ使の代わりにyoutubeで日本中のフリースタイルバトルを見ていた。バトルの負けてる方を嫌いな会社の人間に重ね…

【組込みOS開拓史 PART4】今日までの進捗状況

久々の更新。これまでの組み込みOSの進捗状況を書き記す。 ■本来のスケジュール11/25-:機能設計(起動・メモリ)12/2-:機能設計(ブートローダ・通信) 12/9-:機能設計(割込み)12/16-:機能設計(タスク)12/23-:詳細設計12/30-:コーディング①1/6-:…

【組込みOS開拓史 PART3】機能設計_メモリ ①事前知識

組込み最重要課題のメモリ設計。 【リンカスクリプト解説】 <コマンド系> OUTPUT_FORMAT("ファイル形式"):実行ファイル形式 OUTPUT_ARCH():h8300h ENTRY(): MEMORY{}:物理的メモリ構成を決める SECTION{}:メモリ領域を役割ごとに分割する <MEMORY内記法> xxxxx(rx) : o </memory内記法>…

【組込みOS開拓史 PART2】機能設計_起動 ①スタックポインタの初期化

まずは、起動に関する設計を行う。設計の対象は、マイコンの電源をONしてから、main関数がコールされるまでの処理だ。普段、仕事でやっている組込みよりも、さらに「下」の領域だ。「レジスタの操作をアセンブラで行う」という痛快なことをやる。 とりあえず…

【組込みOS開拓史 PART1】組込みOSはじめます。

『組込みOS自作入門』*1という本を2017年の8月から読んでいる。組込みエンジニアとしてのスタートをきった直後、何か作ってみたいとやる気に溢れて購入した。全12章のうち1章~4章くらいまで意気揚々と読んでいたものの、割込みを扱う7章くらいから理解に急…

まあ、カズレーザーとかもいるし

今週末、一人で映画を観に行った。 豊洲の映画館で『プーと大人になった僕』を一番遅い時間帯に鑑賞する。内容の感想はあまりない。やってほしいことを全部やってくれたので満足感が得られた。「なにもしないをするのが最高な場合もある」(売る覚え)というの…

終末感がある

何かと平成最後が強調されるけど、その刷り込みのせいか、世界の終わり感が強まってきているように感じる。仕事をしていても、身が入らないというか、物足りなさのような感覚をもってしまう。物足りなく感じるほど余裕があるわけではないと言いつつ、そこま…

敦煌

『敦煌』という小説を読んだ。読んだきっかけは、シルクロードに興味があったから。大学時代、敦煌の講義を(なぜか)受けて、えらく感動した。その講義は落ちたような気もする。身の保証など全くないのに、ただ商売をするために国を超えて何万kmも歩く人達…

謙遜に飽きる

謙遜を求められることが多い。仕事をはじめて1年半が経つが、仕事で驚いたことの一つは、謙遜を求める場面の多さだ。これまでの人生で謙遜する状況が全くなかったせいもあり、謙遜を必要とする場面で上手く対応できないでいる。例えば、今、会社で最もよく…

残業話に先はない

仕事のチームに新しい人が入ってくることがある。 新しい人が入るタイミングがいつも急なのは、普段から人月商売をしているくせに、一番のメリットであるはずの人の数が合っていないからだ。「3人でやる仕事です」と宣言してお客様から了承を得たにもかかわ…

基本情報処理試験の受験票を忘れた日

一昨日だけど。 10月15日(日) 勉強会をサボり、ブログをサボり、元々ない予定を頑なに守り通して臨んだ基本情報試験。その結果がこれ。未受験オチ。受験費用と昇給の機会を失い、喪失感を獲得したのでした。 入社以降、ろくに努力していない自分の総決算の…

常識が違う恐怖

鼻が詰まる。大掃除をしてからというもの、一日中家の中でほこりが舞っているので、持ち前の鼻炎の勢いが止まらない。窓を開けるとすぐ前が歩道橋なので、カーテンは年中閉めっぱなしだ。おかげで鼻孔も心も閉じきっている。始業前の会社は静かすぎて、鼻を…

ファミレス譚

週に3日はファミレスに行く。大学院生が勉強する場所となると家か図書館か研究室かファミレスくらいしかないが、この内パソコンが使えて、なおかつ快適なネット環境がないという条件をみたすのは、ファミレスだけなのだ。 ファミレスに入るとき必ず聞かれる…

内気が、ただ内気だけが。

内気はなぜ喋らないのか。岡田斗司夫さんがこんなことを言っていた。 「口下手な人を見ていると、頭のなかで話を構築してから話す人が多い。Aでもない、Bでもない、Cでもない、と自問自答してから口に出す。だから時間がかかったり、話が壮大になってまとま…

小林由依=ごまドレ説

ごまドレッシングが大好きという話から始める。僕は子供の頃から野菜全般が苦手で食べられなかったのだが、「ごまドレ」を知って以降、あらゆる野菜が食べられるようになった。むしろ、ごまドレをかけたいがために、自ら野菜を買うことも多い。 ごまドレが出…

内気だけが罪

『蚊がいる』(穂村弘)という本の「内気だけが罪」というエッセイが面白かった。 「この中で好みのタイプがヤクザという女性は手を挙げてください。」まったく手は挙がらない。だが、と私は思う。現実のヤクザには必ず女がいるではないか。大抵は美人で、か…

自己紹介

プロフィール まとめ(2017.9.30更新) 【名前】XXX (@danburutobira) 【性別】男 【職業】システムエンジニア(組込み系) 【出身地】長崎県→熊本県 【経歴】幼少から主に九州を転々とする。長崎の小学校、熊本の中学・高校を卒業後、広島の大学に入学。…

思考の早漏

話が続かない。他人とスムーズに会話できない。第一声はまだ良いとしても、その後がまるでダメだ。理由は主に2つある。 1つは、最近になってようやく人の目を見て話せるようになったことだ。この度、自信ではなく自暴自棄の精神から、一定時間他人と目を合わ…

クズのルーティン

「ルーティン」という言葉は良い意味で使われすぎている。 「ルーティン」と聞いてまず連想されるのは、イチローが試合前に必ずカレーを食べていたとか、キックする前の五郎丸ポーズとか、仕事のパターンが作れれば効率よくいくとか、その辺りだろう。だが、…

なぜスマホを見ないのか

電車で向かいの席の人がこっちを見ているとイラっとする。まあ十中八九、彼らは僕を見ているわけではないのだけれど、視線を感じるだけでストレスが溜まっていく。イライラが限界に達して、もうどうにでもなれという気持ちで視線を上げると、たいていはどこ…

『勝手に選別される世界』

2016年ベスト本。 勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか 作者: マイケル・ファーティック,デビッド・トンプソン,中里京子 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2015/12/11 メディア: 単行本(…

大丈夫だよ

「言葉にしなきゃ伝わらない」というのは何が発祥の言葉なんだろうか。検索してみても、そのものズバリのワードは引っかからない。ただ、関連ワードに「歌詞」と出てきたので、有名な曲の1フレーズなのかもしれないと思って調べてみる。探求の結果、以下の曲…

客先常駐3週間で感じたこと

客先常駐とは、文字通り取引先にずっといる(常駐する)勤務形態のことだ。僕は、6月から客先常駐として働いている。客先常駐については、すでに色んなことが書かれている。説明は以下の記事が詳しい。 jochu-carrierup.net 僕はまだ3週間しか経っていない…

僕が通っていた大学の教授

※大学院に通っていた頃(約1年前)に書いたものです。 僕が通っている大学の教授(40代、男、ドイツ観念論が専門)が、今度結婚するらしい。僕は前期に授業を1つ取っていたくらいで、その教授と特に親しいわけではなかったため、これといって感慨はない。…

止まるな

深夜なので日記をかく。 最近はまたしても自意識について考えることが多い。人見知り、口下手、自意識過剰の原因については様々な説があるけれど、「自分がどう見られるか?ということに脳のリソースを割きすぎて、相手の話に集中できない」という説明が一番…

小エッセイズ

×海を見ながら 最近、会社近くの某海浜公園で昼ごはんを食べている。隣の先輩とずっと一緒にいるのが気まずいので、昼休みに辺りをプラプラしていたら辿り着いた。今は備え付けのベンチでコンビニのパスタを食べているが、いずれはここにブルーシートをひい…

小エッセイ

✕新幹線で会社に通っている。定期代はJRの料金しか出ていないので、完全に自腹である。月に+3万くらい余分でかかっている。財布は痛いが、やめられない。体の調子がめちゃくちゃ良くて、今日は耐えられそうだと思っていても、いざ満員電車を見ると、一発で…

近況報告2

仕事がきつい。今までは超楽しかったのに、先週末から仕事場が変わって苦しくなってきた。今週はどうなるのか。 仕事帰り、何かに希望を託さなきゃ、手ぶらでは帰れない。目に入った宝くじ売り場に吸い込まれる。 思ったことが全然言えない。愛想よく笑って…

近況報告

3月26日。大学内の共有スペースでこれを書いている。証書と引き換えに学生証を返却させられたため、キセルしてどうにか侵入できた。修論奮闘記を書くために2ヶ月くらいアップしていたが、何も書かないまま4月になるので、近況についてまとめておく。 【…

人生で初めてラップをした

2月3日 冬の朝、はるか後方からやってきたはずの締切に猛追され、パニック状態になっていた僕は、ほとんど見直さずに発表原稿を送信した。発表用にまた資料を新たに作って持ち込まないとマズイだろうなー。修論不受理も十分にあり得る。つらい。 (※ 後日談…