人生で初めてラップをした
2月3日 冬の朝、はるか後方からやってきたはずの締切に猛追され、パニック状態になっていた僕は、ほとんど見直さずに発表原稿を送信した。発表用にまた資料を新たに作って持ち込まないとマズイだろうなー。修論不受理も十分にあり得る。つらい。
(※ 後日談。発表用に新たに作り直した原稿は、丁寧に作りすぎたために本番で発表時間を超過し、強制終了させられましたとさ。)
原稿提出後、予約していたラップ講座に行ってきた。以下のイベント。
紀伊國屋本店で開催され、全部で20人弱くらい集まっていた。
19:00~、イベントがはじまる。
簡単なあいさつの後、いきなり自己紹介ラップを作ろうというコーナーへ。
いつもの僕だったら逃げ出すところだが、
この日、連日の徹夜と前日に飲んだ抗うつ剤が効いたためか、テンションが異様に高く、いつになく楽しめた。
今回は8小節の自己紹介ラップ作りにチャレンジ。
以下の方法を教わった。
【自己紹介ラップのレシピ】
最初の2小節:自分の名前、どんな人間なのか。
2つ目の2小節:仕事や現在やっていること。
3つ目の2小節:出身地、レペゼン。
4つ目の2小節:将来の夢や野望。
2小節ごとに5分位時間を取ってくれたが、いざ作れと言われると、焦りプラス下手なものは出せないというプライドも混ざって一文字もも書けない。しかも自分がどんな人間かわからない。
いよいよ発表タイムへ。当然ながら、最初に手を挙げる人は超上手い。
ラップが上手いだけではなくて、ちゃんと場が盛り上がる要素も入れてくる。
その後もどんどん手が上がり、みんな良いラップをかましまくっている。
音に合わせてラップ出来てない人でも、全員どこかで一回はウケている状況。
約半分くらいの人がラップし終えた後、時間の都合上、あと一人と言われた。
気づけば手を挙げていた。
僕が発表したラップ
オレの名前はMC NAOYA
研究生活2年目の青葉
今はやってるぜ哲学研究
社会人はおごれよ缶ジュース
熊本生まれのレペゼン長崎
カステラの魅力伝えるよあなたに
体はでかいが心は繊細
夢は文春でエッセイの連載
実は「おごれよ缶ジュース」でこっそり狙っていたのだが、全く反応がなく、それだけでパニックになってしまい、その後はグダグダで終わった。。
(今見ると「研究enuu」と「缶ジュースanuu」て韻踏めてなかったんだなーと気づく。本当は「年収enuu」で韻を踏みたかったのだが、「同級生は数倍の年収」とか自虐にしかならないので諦めた。)
ただ、分からないもので、3小節目の「カステラ」の箇所がグダグダながらも好反応が返ってきて救われた。最後はもう音が完全に消えていたけど、強引に最後まで終わらせた。
文春でエッセイとか..、誰にも言ったことがなかったけど、「野望」というキーワードで最初に思いついた。自分を知る。
貴重な体験ができた。抗うつ剤バンザイ。