無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

内気が、ただ内気だけが。

内気はなぜ喋らないのか。岡田斗司夫さんがこんなことを言っていた。

 

「口下手な人を見ていると、頭のなかで話を構築してから話す人が多い。Aでもない、Bでもない、Cでもない、と自問自答してから口に出す。だから時間がかかったり、話が壮大になってまとまらなくなってしまう。対処法は簡単だ。頭に浮かんだことをそのままA、B、Cと全部順番に喋っていけば良い。」

 

理屈はわかっていても、俺はこの考えにすごく抵抗がある。思いつくままに話すということは、いかに自分がつまらないかをアピールすることだからだ。いい加減な事をベラベラ喋るほど、相手の中の「つまらん奴ゾーン」「センスなしゾーン」に入れられていくような気がする。もちろん話すことが全て面白い必要はない。しかし、10回に10回つまらないのには耐えられない。喋る人間は常にこの確率と戦わねばならない。これに反して、喋らない人間は話が面白くないとは言われない。人間として面白くないと言われるだけだ(神回避)。

 

つまらない話をするのも嫌だが聞くのも嫌だ。順序は逆か。つまらない話を聞くのが嫌だから、しないように気を遣うあまり何も話せなくなるのか。嵐の松潤ホンマでっかTVに出ていた時、あなたは「話し始めてから考えるタイプ」と言われていて驚く。そんなタイプが存在するのか。やめてくれよ・・。 そもそも面白い面白くないをセンス的なものだと思っていないことに原因があるのかもしれない。よく考えるのだけど、「痛いコピペ」は、書いた人が面白いのか、それとも見つけた人が面白いのか。僕はやっぱり書いた人だと思う。読む人はそれをただ笑っただけであり、先に変なこと(面白いこと)を書いたっていうのがある。それを人によってどう捉えたかってだけの話でしょう。※未 こういう考えだからどんどん無口が深まっていく。

 

話は変わるが、今の時代、口下手のメリットってあるのだろうか。言葉で伝えたり、言葉で説明するのが苦手な人間に向いていることってあるのだろうか・・・。 あるのかと言いつつ、多分ないだろうなと思っている。内気人間はアピールが下手だし、経験も同年代より少ない。相手に好かれることが難しいので人と関わる仕事は大変だ。 唯一の希望の光っぽく見える芸術分野にしても、飛び抜けた実力があるわけでないのなら、自分の作品を解説しなきゃいけない。説明する必要がある。別に向いてない。あとはスポーツ選手くらいか。でも引退後のことを考えると口は達者に越したことはないだろう。

 

 

■対抗策を考えてみた。内気で口下手が、自分がどういう人間かを伝える方法。

 

twitterを公開する 

内気な性格でも、結局それを見せなくちゃ伝わらない。 会話して距離を縮められない分、twitterで自分を知ってもらう。 ※twitterやってると公言できない場合は、LINEやメルアドと連携させといてこっそり見させれば良い。

 

感情をのせる 

感情が高まれば、「あー」でも「うー」でも自然と言葉は出る。 また、同じ言葉がでも感情の有無で重みが変わってくるので、つまらない話でも聞き応えをもたせることができる。そのために、普段から感情を高ぶらせておく。

 

エロキャラ 

エロなら言葉は使わなくてもいい。不埒なら態度で示そうよ。 セクハラをやり続ければ、すぐに内気な人と思われなくなくなるだろう。 この辺りにわずかな可能性を感じている。

 

 

僕のおじいちゃんの世代(70~80)や父親の世代(50~60)は男に多弁を期待されてはいなかっただろう。しかし、だんだん求められる時代になっていった。僕(22)の世代が、男は黙ってDNAが残っている最後の世代かもしれない(もはや残ってないかもしれない)。無縁社会から生まれた子は共同体を自ら作ることを覚える。これから無口な男は減っていくだろうか。時代に踏み潰されて死んでいきましょうね。

 

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実はコミュ力の塊みたいなとこある

 

2013.11.16に書いた記事を一部修正したもの