無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

許されたい

穂村弘のエッセイだったと思うのだが、将棋の羽生名人が若い頃から見た目が変わってないことについての考察が面白かった。羽生さん以外の棋士は全員見た目が年齢相応になっているにも関わらず、羽生さんだけは若い頃から見た目が変わってない。これは、普通の棋士は(世間や自分自身の圧力によって)ありのままでいることを許されないが、羽生さんだけは変わらないでいることを許されているからだ。普通の人間はがストレートに生きていれば必ず壁にぶつかるので、本人が望んでいなくとも変わらざるを得ない。よく時流に合わせて変化できる人がすごいと言われるが、その人たちは時流に合わせなければ生き残れないからそうしただけであって、本当に強いのは変化せずとも生き残れた人だと思う。

 

日常業務が嫌いだ。なおかつ、やる努力も一切したくない。自分を変えようと努力するより、変わらなくてすむための努力をしたい。人から学んでやり方を覚えてできるようになるのは下の下。自分なりの方法でできるようになるのもまだまだ。できないならやらなくても許してほしいという気持ち。