無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

【組込みOS開拓史 PART4】今日までの進捗状況

久々の更新。これまでの組み込みOSの進捗状況を書き記す。 ■本来のスケジュール11/25-:機能設計(起動・メモリ)12/2-:機能設計(ブートローダ・通信) 12/9-:機能設計(割込み)12/16-:機能設計(タスク)12/23-:詳細設計12/30-:コーディング①1/6-:…

【組込みOS開拓史 PART3】機能設計_メモリ ①事前知識

組込み最重要課題のメモリ設計。 【リンカスクリプト解説】 <コマンド系> OUTPUT_FORMAT("ファイル形式"):実行ファイル形式 OUTPUT_ARCH():h8300h ENTRY(): MEMORY{}:物理的メモリ構成を決める SECTION{}:メモリ領域を役割ごとに分割する <MEMORY内記法> xxxxx(rx) : o </memory内記法>…

【組込みOS開拓史 PART2】機能設計_起動 ①スタックポインタの初期化

まずは、起動に関する設計を行う。設計の対象は、マイコンの電源をONしてから、main関数がコールされるまでの処理だ。普段、仕事でやっている組込みよりも、さらに「下」の領域だ。「レジスタの操作をアセンブラで行う」という痛快なことをやる。 とりあえず…

【組込みOS開拓史 PART1】組込みOSはじめます。

『組込みOS自作入門』*1という本を2017年の8月から読んでいる。組込みエンジニアとしてのスタートをきった直後、何か作ってみたいとやる気に溢れて購入した。全12章のうち1章~4章くらいまで意気揚々と読んでいたものの、割込みを扱う7章くらいから理解に急…

まあ、カズレーザーとかもいるし

今週末、一人で映画を観に行った。 豊洲の映画館で『プーと大人になった僕』を一番遅い時間帯に鑑賞する。内容の感想はあまりない。やってほしいことを全部やってくれたので満足感が得られた。「なにもしないをするのが最高な場合もある」(売る覚え)というの…

終末感がある

何かと平成最後が強調されるけど、その刷り込みのせいか、世界の終わり感が強まってきているように感じる。仕事をしていても、身が入らないというか、物足りなさのような感覚をもってしまう。物足りなく感じるほど余裕があるわけではないと言いつつ、そこま…

敦煌

『敦煌』という小説を読んだ。読んだきっかけは、シルクロードに興味があったから。大学時代、敦煌の講義を(なぜか)受けて、えらく感動した。その講義は落ちたような気もする。身の保証など全くないのに、ただ商売をするために国を超えて何万kmも歩く人達…

謙遜に飽きる

謙遜を求められることが多い。仕事をはじめて1年半が経つが、仕事で驚いたことの一つは、謙遜を求める場面の多さだ。これまでの人生で謙遜する状況が全くなかったせいもあり、謙遜を必要とする場面で上手く対応できないでいる。例えば、今、会社で最もよく…

残業話に先はない

仕事のチームに新しい人が入ってくることがある。 新しい人が入るタイミングがいつも急なのは、普段から人月商売をしているくせに、一番のメリットであるはずの人の数が合っていないからだ。「3人でやる仕事です」と宣言してお客様から了承を得たにもかかわ…