無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

それで良かった

人生で二度目の教習所に通い始めた。一度目は大学二年生の時。普通車オートマの免許を取るために友達と通った。第一段階の途中くらいから行かなくなり、最後は大学の予定を無視したスケジュールを教習所で組み、教習期限の最終日に最後の教習を終えた。大学三年の前期は単位を落としまくり、取れたのは6/20くらいだったと思う。本免試験はそれはそれで苦労して、親に車で1時間かけて送ってもらった試験場で2回落ちた。3回目でようやくギリギリ合格できたが、3回目の試験日前日に「高校依頼久々に勉強した」感覚になったのを覚えている。怠惰を謳歌していたんだなあと実感する。

 

苦労して取得した運転免許だが、その後10年間1度も車を運転したことはない。親に練習としてやってみろと言われて駐車場を一回りした夢を見たくらいだ。それなのに先日、免許を失効した。取得後1回しか免許更新せず、住所変更も一度もやらなかったから、ハガキも届かなかったのだ。矛盾しているようで当たり前の話、免許を取るのに苦労する人ほど失いやすい。

 

別に免許なんていらないと思っていたが、今の仕事になってから必要な場面が増えてきた。僕自身もそれなりに運転したいと思うこともあった。海ほたる行きたい。江ノ島行きたい。なので、あんなに苦労して通った教習所に再び通っている。(一発取得も考えたが、おそらく教習所びいきの教官に厳しい発言をされることを考えると躊躇した。)今回は二回目ということもあり、スムーズに取得できている。教習所内の自習室でおどおどしていて教官に話しかけられることもあるが、名簿を見せるとそこから敬語と丁寧な態度になる。今回は問題なく取得できるかと思いきや、やはり数ヶ月サボったことで期限直前を迎えた。今回も原因は怠惰である。毎度のことに我ながら感心する。3月頃に仮免取得前の自習に行き、そこから自習が嫌すぎて行かなくなった。自習などよいから試験を受けさせてほしいのだが、そんなことを他人(教官)に話す度胸はなかった。勉強するのも嫌、勉強しないで受験して教官に悪い悪い点を見られるのも嫌、なので詰んでいる。そういうわけで、今回はもう死(期限切れ)を覚悟することにしたのだが、今日教習所から電話がかかってきた。理由は書けないが、期限を伸ばせそう、とのこと。そうか、そうか。そういうこともあるんですね。ただそのためには教習所に行く必要がある。さてどうする。

 

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