無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

経験がリセットされる

高層ビルの15階で仕事をしている。どれだけ志が高くとも、15階まで行くとなると、手段はエレベーターしかない。しがないサラリーマンたちが猫背で朝から行列をつくる光景の変わらぬ安心感。何かをするための手段が1つしかないってけっこうストレスかもしれないなあと思う。仕事の多くは目的が果たせれば自由にやっていいか、せめて複数の選択肢が与えられていることが多いのに、仕事場に行く手段は1つしかない。

 

エレベーターに乗る人と降りる人とでは、降りる人が優先だ。これはマナーではなく、守るべきルールだ。なぜならそうしなければ上手くいかないから。降りる人はどうせ降りるのだがら、はじめに降ろした方が上手くいく。仮に降りる人を無視して先に乗りこんだとしても、降りるためには後から乗ったほうがどくしかない。普段、絶対に人に道を譲らないマンであろうと、この状況における選択肢は1通りしかない。乗るための労力の節約、目的地までの到達時間、あらゆる面を考慮して、降りる人を優先させることが最善であるのは間違いない。

 

なのに...である。1日に1回は、僕が降りようとする時、ドアが開くタイミングで乗ってこようとする人がいる。今まで何をやってきた?何回エレベーターに乗ってきた?23階から降りてくるエレベーターのドアが1階で開いたら降りる人がいることは超簡単に直感でわかるだろ?マナーを学ぼうとしないやつはマザーボードみたいに定期的にリフレッシュしとけ。

 

経験をリセットする ―理論哲学から行為哲学へ―

経験をリセットする ―理論哲学から行為哲学へ―