無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

暖かくなってきた

暖かくなってきた。たしかに暖かくなってきた。大事なのは、暖かく「なってきた」ことであって、決して暖かくはないということだ。依然寒いよ。2月前半のような極寒ではなくなったというだけであって、寒いことには変わりない。お昼どきに、もう上着を脱いで外に出る人を見かけるが、心底アホだと思う。外が暖かくなった分上着を脱げば、そりゃ寒いに決まっているよ。2月の時は上着を着てちょうどよかった訳ではなくて、上着を着ても寒かったということを忘れている。今の時期に2月と同じ服装をすることによって、やっとちょうどよくなるんだよ。

 

人の「デフォルト」状態ってほとんど変わらないなあと思う。10年前と比べて、どこにでもスマホを持つようになったくらいで、ほとんど変化がない。どうしてアップデートされないんだろう。性懲りもなく夏に「暑い」と言って、冬に「寒い」と言う。食べて、寝て、信号を渡って、電車に乗る。たぶん14歳から、何も学ばなくてもギリ生きていける。大人になってからの変化は周辺機能ばかりであって、本体はもう変えることができないのを実感する。あとは残りカスをどれだけ絞れるかを競うだけのような気がして虚しいけれど、「寒い」とか「辛い」とか、寿命回数繰り返したくはないなあと思う。どうせ自分は変わらないのだから、変わらなくても良いような世界にしたい。

 

世の中は甘いほうがいい。