無意味のような生き方

組込みエンジニアが怒りと無念をさえずるブログ。

言わずに伝えたいこと

お題「どうしても言いたい!」

 

「言わなきゃ伝わらない」というけれど、仮に言ったとてもその意図までは得てして伝わらないものである。僕など特に他人に主張できる方ではないので、日ごろ困ることが多い。コンビニのレジで「袋いりません」と言ったものの、特に忙しい訳ではないので、テキパキ精算しないでくれと伝える方法はないものか。コンビニのレジって、そもそもが店員さんと客の時間がぴったり合うように設計されている。客が商品を渡す→店員さがをレジ打つ間に客が財布を鞄やポケットから取り出す→店員が商品を袋に詰める間に客がお釣りを渡す→店員が精算している間に客が袋を受け取り、財布をしまう。「袋いりません」と言ってしまうと、客が使う時間の方が圧倒的に使う時間が多くなって、店員を待たせてしまう。有能な店員ほど早く終わらせてプレッシャーを与えてくるので、こういう時はノロノロした人の方がありがたいと思う。

 

ちょうどいい

ちょうどいい

 

 

クズのアウトソーシング

以前、クズのルーティンというブログを書いた。「ルーティン」という言葉は良い方にばかり使われ過ぎて、悪い面を無視しているという話だ。正のルーティンがあるならば、必ず負のルーティンがある。正のルーティンを繰り返すことが大いなる正の結果をもたらすのと同様に、負のルーティンを繰り返すこと(a.k.a.依存症)は、大いなる負の結果をもたらす。 何をルーティンにしたかが大事であって、ルーティン化することが全て価値がある訳ではないという当たり前の主張。

 

ikenohotori.hatenablog.com

 
アウトソーシング」について考える。「ルーティン」に続き、良い面ばかりが強調されている気がする。「アウトソーシング」という言葉の語源は、「調達する・供給する」という意味の「source」の頭に「out(外部)」がついたもので、外部委託という意味で使われている。自分の力だけで生きていくことができない天才が、生活に纏わることをアウトソーシングする、という文脈で見かけることが多い言葉だ。

 

まず「服」。まず、特に服を洗うことをアウトソーシングし、コインランドリーの利用者となった。しかし、仕事が忙しくなるにつれ行く余裕がなくなり、服の管理自体をアウトソーシングするようになった。つまり、僕の仕事用のシャツと靴下を近所のファミリーマートで管理するようになった。金銭が介在しているだけで、家のクローゼットとしてほぼ毎日使うようになった。

 

あと最近は「思考」についてもアウトソーシングするようになった。自分より早く思いつく人がいる場で、わざわざ考えようとしなくなった。考えなくても、誰かが僕が言おうとしてたことをもっと上手く言ってくれる。

 

 

 

 

火災報知器がやまない夜に

先週の金曜日、体中を貫く高音がマンション内に鳴り響いた。時間は深夜0時過ぎ。目覚まし時計が誤作動したのかと思ってあわてて止めようとしたが、明らかに部屋の外から音がしている。覗き穴を見てみると、タイトルにある通り、火災報知器が鳴っていることが原因であった。本来なら、すぐさま外に飛び出すのが正解だと思うのだが、僕はその時、まずベランダに直行し、窓から通行人の様子を伺っていた。火事が発生しているなら、こっちを見ている通行人がいるだろうと思ったのだ。誰も見ていないので、そんなにひどくはないのだろうと安心する。しかし、一向に鳴り止む気配がないので、結局パジャマのまま財布だけ持って外に出た。

 

マンションの外には、住人と思われる人物が5,6人ほどいた。マンションを一周廻って見たが、煙が立っている箇所はなかった。初めて会う住人たちと「なんですかねー」という会話をしつつ、その場からフェードしていると、1階に火災報知器を止める用のボタンを発見した。ぼーっと見ていると、住人と思われるおじさんがやってきて、ためらうことなくそのボタンを押した。鳴り響いていた火災報知器の音が止んだ。その時、僕の周りに3,4人ほど集まっていたが、なぜ落ち着き払ったおじさんがこんなボロアパートに住んでいるのだろう、という思いが全員の心に去来した。そのすぐ後、近くの飲食店の煙が原因だったことがわかり、おじさんに一礼の後、散り散りに帰宅した。

 

家に戻った僕は、『UNGO』というアニメの続きを再生した。物語が進み、1話のラストに差し掛かかった時、聞き覚えのある高音がマンション内に鳴り響いた。もう火事ではないことは確定しているので、家の中で様子を見ることにした。だが、5分経っても音が鳴り止まない。不安になった僕はまたしてもパジャマのまま外に出ようと思って靴を履いていると、ドアの前が騒がしくなっていることに気づいた。家の前の火災報知器の前に人が集まっている。あ、そうか。さっき階段を降りた時、慌てて自分の階の火災報知器を押していたのだった。家を出る勇気はなく、除き穴から様子を見守る。どうやら強く押してしまっているらしく、引っこ抜こうと苦戦しているようだ。任を果たしているのはやはりおじさんである。ドアを挟んで応援していると、どうやらうまく行ったらしく、おじさんたちは各々去っていった。ああなりたいのに、ああなりたくない。矛盾した感情を抱えて今に至る。

 

生活 特装完全版 (コミック) ([特装版コミック])

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10年たって彼らはまた何故ここにいるのか…―why

10年たって彼らはまた何故ここにいるのか…―why

 

 

ファイル名のクセがすごい

仕事が急激に忙しくなってきた。僕のいるプロジェクトは残業が多いことで有名だったのだけど、先週は毎日定時に帰っていたから油断してしまった。

今日も無駄なやり取りに膨大な時間を費やされた。そのせいでブログがろくに書けない。本当は技術系と日常系と何かの感想文の割合が2:2:1であるのが理想的なのだけど、時間がないから日常系ばかりになる。

 

取引先の担当者が、説明が簡潔すぎて何が言いたいのか全く理解できない。

今日の20時過ぎに来たメールがこれだ。

 

「サーバーにあるものを修正してください」

 

前段は省略しているが、関係する内容はこれだけだ。「サーバーがどこか」も「サーバーにあるものが何か」も「どう修正するのか」もわからない。唯一確かなことは、このメールに応答しなければ今日が終わらないことだけだ。

 

過去の担当者とのやり取りから「サーバーの場所」と「修正方針」には当たりをつけることができた。修正は5分で終わる内容。サーバーに入る。さて、最後の問題は、サーバーにあるものがどれかということだ。傍線部が指すものを1~4の中から選べ。(※「Sxxx-XXX-」がその資料の正式名称。)

 

1. old.pdf

2. bk.pdf

3. Sxxx-XXX-_0.pdf

4. Sxxx-XXX-_1.pdf

 

 

正解は「2」でしたー!残念、22時。

 

間違う力 (角川新書)

間違う力 (角川新書)

 

経験がリセットされる

高層ビルの15階で仕事をしている。どれだけ志が高くとも、15階まで行くとなると、手段はエレベーターしかない。しがないサラリーマンたちが猫背で朝から行列をつくる光景の変わらぬ安心感。何かをするための手段が1つしかないってけっこうストレスかもしれないなあと思う。仕事の多くは目的が果たせれば自由にやっていいか、せめて複数の選択肢が与えられていることが多いのに、仕事場に行く手段は1つしかない。

 

エレベーターに乗る人と降りる人とでは、降りる人が優先だ。これはマナーではなく、守るべきルールだ。なぜならそうしなければ上手くいかないから。降りる人はどうせ降りるのだがら、はじめに降ろした方が上手くいく。仮に降りる人を無視して先に乗りこんだとしても、降りるためには後から乗ったほうがどくしかない。普段、絶対に人に道を譲らないマンであろうと、この状況における選択肢は1通りしかない。乗るための労力の節約、目的地までの到達時間、あらゆる面を考慮して、降りる人を優先させることが最善であるのは間違いない。

 

なのに...である。1日に1回は、僕が降りようとする時、ドアが開くタイミングで乗ってこようとする人がいる。今まで何をやってきた?何回エレベーターに乗ってきた?23階から降りてくるエレベーターのドアが1階で開いたら降りる人がいることは超簡単に直感でわかるだろ?マナーを学ぼうとしないやつはマザーボードみたいに定期的にリフレッシュしとけ。

 

経験をリセットする ―理論哲学から行為哲学へ―

経験をリセットする ―理論哲学から行為哲学へ―

 

 

 

お後がよろしいようで

お題「手帳」

物をなくすことに長けている。子どもの頃はおそらく平均的な忘れ人で、自分でも特に意識したことはなかったが、大人になって才能が開花した。大学から一人暮らしをはじめて、物をなくしても怒られないくなったことと、一度なくしたら決して見つからない家の環境が相まって、近ごろは無双状態になっている。2019年の手帳は2018年になくした。2018年11月のページがなかったので、空白のページを修正して11月として使っていたのだが、全く意味がなかった。いっその事はじめから2019年の11月を使っていればよかった。どうせ1ヶ月ももたなかったのだから。

 

一番なくすものはなにか。スマホは影響が大きいので印象に残りやすいが、頻度はそこまで多くない。なくす頻度でいえば、ボールペンとICカードの2トップだと思う。ボールペンをどこにでも入れてしまう癖があるので、開封した場所がすごく重要になる。店などであれば、カバンか上着のポケットに入れるので、次にその服を着たときに気づく可能性が高い。しかし会社の場合、共用ノートに挟んだまま数日が経過し、ノートごとなくしてしまう。半年後くらいに大掃除で見つかることがあるが、その時にはボールペンはなくなっている。ICカードはなくす形状をしているので書くまでもない。

MY SHORT STORIES

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最近は仕事が早く終わることが多いというのに、どうでもいい事を書いてしまう。手帳の上では、今日はカフェで組込みの勉強をする予定だったのだが、パソコンを忘れてしまったのだ。